KAKEN PROJECT HOMEPAGE
「グローバル化の中の政策システムと公務員制度の研究」
2013年4月―2016年3月(予定)
"Public policy dynamics and civil service reform
in an age of globalization"
For ENGLISH HERE
!NEW! 科研費フォーラム(2015年)を開催します!!NEW!
NEW!!! 詳細は、フォーラムページをご覧ください。NEW!!!
プロジェクト代表者(西尾隆教授)、プロジェクト構成員(寺田麻佑准教授)
の論文がICU SSRI社会科学ジャーナルに発表されました!
西尾隆, 刑務所管理の変容と人的資源ー強制とサービスの間ー
社会科学ジャーナル,(79),143-162 (2015-03-31)
寺田麻佑, 民営化の諸問題ー航空管制の在り方に関する法制度比較を中心にー
社会科学ジャーナル,(79),163-186 (2015-03-31)
両方の論文とも、こちらからダウンロードが可能です →ICU SSRI社会科学ジャーナル
「リスク・責任・公務員~ 空と地上の安全とその担い手 ~」
科研費フォーラム開催(2014年11月29日土曜日)
★ご来場いただきました皆様、ありがとうございました★ 詳しくはこちらのページ
2014年6月13日に、ブルックス先生の公開講演会を行いました。詳しくはこちらのページ
Guest Speaker: Dr. William L. Brooks See Details Here
Lecture Title: 'Anatomy of Dysfunctional Politics in Japan:
Why the DPJ Fell and the LDP Regained Power in 2012'
"Public policy dynamics and civil service reform
in an age of globalization"
For ENGLISH HERE
政策の変容と制度の設計については,公務員制度の変革状況も 含めて多くの議論がなされてきている(近時のものとして,森田朗・金井利之編著『政策変容と 制度設計-政界・省庁再編前後の行政-』2012,およびC. Hood, et. Al., Controlling Modern Government, 2004)。
しかし「政権交代」が実現して数年,「コンクリートから人へ」「人材と知恵で世界に貢献する日本」といった基本姿勢の下で様々な改革が行われるなか,2008年の国家公務員制度改革基本法の枠の中で,特に幹部人事がどのように行われているのか,
①例えば八ッ場ダム建設等にみられる政策転換と人事行政の間に繋がりが見られるのか,
②連関が見られるとすれば,どのような状況下でどのような内容のものか,
③そもそも,政策転換の試みと人事をリンクさせることが妥当かつ必要であるのか否か,
といった点についての検証はまだ十分に行われていない。
このように,個別政策上の変化に対応した公務員制度という視点からの学術研究の蓄積に関しては,政権交代自体が少なかったわが国では,議論の蓄積も今後なされるべきものであり,これまでの公務員制度改革の成果や,内外の実態と議論の状況を整
理する必要がある。
最近では、これまでの中央省庁の幹部人事につき、官房長官らによる人事検討会議で局長以上の人事を決めていたが、内閣人事局が創設された。新制度では審 議官級以上の約600人について人事局で決めることなった。この新制度がどのように動いていくのかも含めて、多角的な視点から検証を行う。